日常で使うもの、その歴史・・・その4
■テレビ
フランスのマルセル・レルビエが監督して1924年に公開された映画『イニューメン(人でなしの女)』には、テレビ受像器が出現すします。
科学者が彼の実験室から、ヒロインのオペラ歌手の歌声を世界中に放送します。
すると、どうしたわけか、実験室にセットされているブラウン管に、その歌声に聞き入る聴衆の姿が映し出される。
この映画ではテレビはラジオと組み合わされた双方向型のメディアになっている。
そこで想像されている装置はまさに、テレ(遠隔操作)・ヴィジョン(視覚)装置です。
科学者が、この装置は時間を越えて移動するシステムであることを説明しています。
まるでエーテル状の空聞を身体が瞬時に移動してしまうような不思議さがそこに描かれています。